私が副院長になった理由

私が副院長になった理由

母と妹の死、そして自らのうつやパニック障害を経て、
「身体は魂の言葉を語る存在である」と気づきました。

生かされている命に意味があるのなら、
誰かの希望になる生き方をしたい──
その想いから、2016年に“からだ実験室”を立ち上げ、
現在はホリスティッククリニック副院長として活動しています。

2024年冬至には、女性がもう一度息を吹き返す場所「KARADABA」を設立。
2025年秋には、「メディテーションラボ」を始動し、
魂と身体を結ぶリチュアルを通して、
“自分を思い出す時間”を届けています。

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―身体と魂の再会をめざして―

私は現在、大阪市内のホリスティッククリニックで副院長を務めています。そして、十数年前に私に転機をくれた波動検査を現在はクリニックで波動測定士として波動検査を提供しています。

ある日突然、母が家に帰ってこなくなる

私が5歳のとき、母が風邪をこじらせ、腎臓病で倒れ、人工透析が始まりました。
6歳で、母の治療に必要な機械の全国普及と、人工透析の無償化運動のための街頭署名活動に参加し、社会デビューを果たしました。
幼いながらに「母を助けたい」と願う気持ちが芽生え、それが私の原点となりました。

しかし、あまりにも早く社会に触れたせいで、いつも“誰かのため”に生きてしまい、
“自分が何を感じ、何を望むのか”に気づくまでには、とても長い時間がかかりました。

大切な命を授かるが、扱い方がわからない

26歳で出産を経験し、自分よりも大切な存在を授かりました。
けれど、すぐ後に離婚をし、シングルマザーとして息子を育てることになりました。
自分を大切にできないまま、必死に誰かを守ろうとする毎日は、愛と孤独が交錯する時間でもありました。
「どうすれば大切な存在を本当の意味で大切にできるのか」──
その後、その答えを長年探し続けることになります。

命の尊さ

35歳で母を見送り、37歳で妹を癌で亡くしました。
母は31年にわたる長い闘病を経て静かに旅立ち、
妹は宣告からわずか8ヶ月で命を閉じました。
妹の死とほぼ同じ時期に、息子は全寮制の中学校へ入学しました。
安心と喪失が同時に押し寄せ、心も身体も力尽きてしまい、うつとパニック障害、アレルギーを発症しました。

生きる力を失い、「50歳までは生きられないかもしれない」と本気で思っていた時期もあります。
息子のために終活を進めながら、「なぜ生かされているのか」「私の使命とは何か」を模索する日々が続きました。

もしも、まだ生かされているのだとしたら

そんなときに出会ったのが、血液クレンジング水素治療、そして波動測定というホリスティックな医療でした。
それは単なる治療法ではなく、「身体は魂の言葉を語る存在である」という真実を教えてくれました。
身体は感情や記憶、意識までも映し出す精密な情報体。
そう理解した瞬間、私の中で何かが静かに目を覚ましたのです。

「もし、まだ生かされているのだとしたら──この命を使って天命を全うしていこう。」
そう誓った瞬間から、私の人生は再び動き始めました。

2016年、医師や専門家とともに「からだ実験室」を立ち上げ、延べ1,000名以上とともに、
“身体と心の声を聴く”というテーマで様々な探究を続けてきました。

そんな中で監修をお願いしていた医師と意気投合し、私はその先生の運営する医療の現場に入ることになりました。
これまで社会貢献活動で培ってきたチームビルディングやサポートの経験、20年間、秘書として様々な調整を行なってきた経験、
そして「からだ実験室」で集まった多くの生の声(エビデンス)が、
現在のクリニックにおけるメニューづくりや治療方針の基礎となっています。


ホリスティックで豊かな人生の探究

幼い頃から私は、「人はなぜ地球に降りてきたのだろう」と考えていました。
それはいつしか、「この身体を通して、魂の美しい響きを再び感じるためなのだ」と思うようになります。

古代の人々がピラミッドや神殿を築いたのは、
神に近づくためではなく、“宇宙の周波数と共鳴するため”だったといわれています。
私たちもまた、五感を通してその響きを感じ、生命の神秘を体験するためにここにいるのだと感じます。

現代医療の現場でも、私は数多くの血液データや波動測定を通じて、
「身体と魂は常に会話をしている」という事実に立ち会ってきました。
つまり、心が整えば血流が変わり、身体が整えば思考が変わる。
その循環こそが“ホリスティックな生き方”に繋がると信じています。


もう一度、息を吹き返す場所

2024年の冬至、自立した女性を育むための自己探究コミュニティ「KARADABA」を立ち上げました。
それは、女性がもう一度、息を吹き返す場所をつくりたいという思いから生まれたものです。
心と身体、そして魂を調えることを目的とし、
女性が自分の人生を自らの手で創造していく力を取り戻すための場として活動しています。

そして2025年の秋からは、「メディテーションラボ(瞑想実験)」を開始。
ここでは「自分の体と魂を結ぶリチュアル」をテーマに、
医療・哲学・礼法を祈りとして融合させた瞑想の時間を提供しています。

毎週金曜日に静かに自分と響き合う瞑想を行い、
悟りを目指すのではなく、祈るように自分を慈しみ、
丁寧に「いまここ」に還る感覚を身体に記憶させていく時間を提供しています。

このひとときが、女性としての優しさと強さ、
そして“生きる歓び”を再び思い出すきっかけになることを願っています。


これから

私の夢は、心から安心して生きられる社会をつくることです。
私のように、親はいるけれど言いたいことが言えない、
話を聞いてもらえない、精神的に頼ることができない。
本当の意味で親を頼れず、未来に不安を感じながら生きている子どもたちがたくさんいます。

この子たちが子供らしく安心した日常を過ごすには、
まず女性が常識ばかりにとらわれず、精神的自律をすることが大切だと考えています。
女性が自分を理解し、自分の心と身体を信頼できるようになれば、
その姿は家族や子どもたちに安心という形で伝わっていきます。

人生は、外側の状況を変えなくても、
自己理解が深まるだけで豊かさが溢れるということを、
私は自身の経験を通して心からお伝えしたいのです。

医療現場に身を置くと、日々、たくさんの情報が飛び交う中で、
何が根拠に基づいたもので、何がそうでないのかがよく見えてきます。
この場所だからできることがあります。

「こどもたちの明るい未来」とは、どんな世界でしょうか?

考えてみてください。
老後の心配もなく、親子ともに健やかで仲良く、
やりたいことを共に挑戦し、応援し合える関係というのは、
とても素敵だと思いませんか?

親が健康でいてくれるだけで、
こどもが健康でいてくれるだけで、
実は、とても恵まれて幸せなんだということに気がついてください。
私は、自身の体験を振り返り、健康なことほど
生きていて、こんなに尊いものはないなと思うのです。

そして、万が一、病気になってしまったとしても、
それを真摯に受け止めて、日々感謝して過ごせば、
母のように31年も病と共生し、豊かな人生を送ることも可能なのです。

コミュニティやクリニックでは、
私の体験に基づいたシェアをしながら、
誰もが公平に情報を得て、共に考え、
支え合える場を育みたいと思っています。

それはまるで、リアルな保健室のような温かいコミュニティ
心が疲れたときにふと戻ってこられる場所、
身体や魂の声を聴きながら、また前を向けるようになる場所。
そんな居場所を、これからの医療と共に育てていきたいと考え活動を行なっています。

🔸メディテーションラボ(金曜開催)
テーマ:「魂と身体を結ぶリチュアル」
形式:オンライン
対象:どなたでも参加可能です
内容:呼吸法・瞑想誘導・五感ワーク・分かち合いの時間
参加費:2,980円(月額サブスク)

参加はこちら⇨Meditation Labo